泉橋寺
山城エリア行基が建てた四十九院の一つで、天平12年(740)に開かれた発菩薩院(ほつぼさついん)、隆福尼院(りゅうふくにいん)を前身とする寺院です。
徳治3年(1308)に造られた石の地蔵は、応仁の乱(1471)、地蔵堂もろとも焼かれて200年以上そのままになっていましたが、元禄年間(1688~1703)に復元されたと伝えられています。
名称 | 泉橋寺(せんきょうじ) |
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住所 | 〒619-0204 京都府木津川市山城町上狛西下55 |
電話番号 | 0774-86-2426 |
時間 | 拝観時間:8:30~16:00 |
駐車場 | あり |
その他 | ここは北陸道として木津川を渡った要所で、大雨になれば交通が途絶え、行路病者たちや多くの人々が渡しの近辺に滞留せざるをえなくなるため、そういう人々の救済に行基が建てたものでしょう。平安時代以降は、京都から奈良へ行くのに橋がたびたび流されるので人儀との浄財で人馬を運ぶ船三艘を泉橋寺に備えていたようです。 |