大仏鉄道遺構めぐりコース
今から100年以上前、加茂と奈良を結ぶ「大仏鉄道」が走っていました。
わずか9.9kmの路線の愛称です。
■1日コース(約13km) 現在の関西本線の前身で明治の5大私鉄の一つとうたわれた「関西鉄道(かんせいてつどう)(株)」が名古屋方面から大阪への進出を目指し、「加茂駅」から現在の奈良駅北1.1kmの所に仮設的に作った「大仏駅」間を結ぶ8.8kmと、翌年に開通した奈良駅までの通称です。
大仏鉄道は営業期間が短く、当時の資料も乏しいことから「幻の大仏鉄道」とも呼ばれ、その実態には諸説ありますが、隧道や橋台など数々の遺構が当時の姿のまま残されています。
「電光(いなずま)号」と呼ばれた真紅の蒸気機関車が駆け抜けていた大仏鉄道。その姿を思い描きながら、廃線跡をのんびりめぐってみませんか。