第12回 木津川市フォトコンテスト

たくさんのご応募ありがとうございました。

応募総数190点の中から厳正な審査を行い、下記の作品が入賞されました。
また、下記の期間「木津川市フォトコンテスト入選作品展」を行います。

● R3年3月1日(月)~3月7日(日)
イオンモール高の原4F(平安コート吹抜け)

● R3年3月15日(月)~3月21日(日)
ガーデンモール木津川1F(しまむらさん前)

● R3年4月7日(水)~4月30日(金)
木津川市役所 1F 住民活動スペース

● R3年5月~
アル・プラザ木津1F サテライト観光案内所
※スペースの都合により、上位のみの展示です

全体の講評

中山 真幸 氏(特別審査員)

新型コロナウイルス感染症対策として、昨年4月に発出された一回目の緊急事態宣言の影響か、桜の写真が若干少なかったようです。初夏から晩秋にかけての見応えのある写真やサブテーマ「木津川市“新”発見」どおりの今まで見たことのない景色、見慣れた場所の新たな魅力を教えてくれた写真など、レベルの高い作品が多く集まり、感心するとともに選考には大変苦労いたしました。
選考には撮影テクニックはもちろんですが、独自の視線やアイデアが感じられることも考慮しました。
少し気になった点として、レタッチ(画像補正)し過ぎの作品がいくつかあったことです。その中には受賞候補作もありましたので残念でした。次回ご応募頂ける時にはその点にもご注意頂ければと思います。
全作品を拝見し、木津川市の魅力を再発見・再確認することができたとても素晴らしいフォトコンテストでした。

WINNING WORKS 入選作品

京都府知事賞
『雨上がりの奇跡』
岡田 光子 様(木津川市) 岩船寺
どちらが実像か映り込みかわからない程、塔と紫陽花の細部までピントが合うよう気を配り、手前の水たまりが水鏡となった瞬間を捉えた会心作。前景両脇に紫陽花の緑の葉を大きく入れ奥の赤い塔に視線が誘導されていく構図も良い。池の縁を大胆に中央に配置したことも見る者にインパクトを与えるのに成功。
木津川市長賞
『え!ナイアガラの滝みたい』
木村 政彦 様(木津川市) 梅美台
一瞬の感動を捉える感性と瞬発力が生んだ作品。夕暮れ前の西の空に掛かった雲の切れ間から、まるで光の滝のように射し込む光芒とその光を受けた雲が、見たことのない幻想的な景色を生んだ。とっさの撮影だったと思われるが、西に続く道路と両脇の並木の構図バランスも良い。
木津川市観光協会賞
『大仏鉄道の夜』
金井 正顕 様(宇治市) 梶ヶ谷隧道
大仏鉄道の梶ヶ谷隧道という木津川市の名所を舞台に星空と流星を写し込んだ見事な作品。梶ヶ谷隧道付近は深夜でも意外に明るくて星を撮るのはかなり難しかったはず。そのうえ流星まで写すことに成功された撮影テクニック、アイデア、努力は素晴らしい。
特別審査員賞
『艶やか』
武安 一明 様(生駒市) 神童寺
可憐に咲く神童寺の桜とミツバツツジを丁寧に撮影された作品。花の開花状態も光線の加減もとても良い。何度も通われて一番良い時期、時間帯で撮られたのでは。赤い傘の人物も景色に溶け込んでいて自然。花のトンネルに入る直前のタイミングも良かった。
木津川市議会議長賞
『礎石に遊ぶ』
陣内 時光 様(奈良市) 山城国分寺跡
周りをカットし、恭仁京の礎石とそこで遊ぶ子供だけを切り取った構図が印象的。見る者に語り掛けてくる作品。まず礎石の大きさに改めて驚く。そして、千年以上もここに佇む礎石とこれから未来を生きる子供が同じ場所、同じ時間にいる素晴らしさも感じさせてくれる。
木津川市教育長賞
『帰り道』
村上 政子 様(木津川市) 加茂町高田
のどかな田園風景と下校途中の生徒と散歩中の男性という、この何気ない日常の風景からこの町の暮らしやすさがとてもよく伝わってくる心温まる作品。加茂の田園風景の美しさもさりげなくだが、しっかり表現している。
木津川市商工会長賞
『夜明前』
石﨑 常則 様(木津川市) 加茂町木津川堤
木津川に掛かる橋の夕景、ちょうど橋灯が灯り始めた頃だろうか。欄干、そして川面がオレンジ色に染まり趣きある雰囲気を醸し出している。普段何気なく見過してしまいがちな景色を上手に作品に仕上げている。
京都府観光連盟賞
『錦秋の間』
大村 昌弘 様(木津川市) 海住山寺
額縁効果を利用して海住山寺の鮮やかな紅葉を表現した美しい作品。両脇に少しずつ障子を入れたことで額縁効果がより強調された。少し明るめの露出にしたことで紅葉も映え、窓から差し込んでくる秋の光がうまく表現されている。
お茶の京都DMO賞(今回新設)
『夜を目指す列車』
松本 圭司 様(宇治市) 加茂駅付近
日没直前、暮れかかる加茂の町並みと夕日を背に走る関西線、絵になる風景です。きっとイメージ通りの写真が撮れたのでは。露出もこの情景に合っている。電車のヘッドライトと山に沈む夕日を下段左右に配置した構図も素晴らしい。
京都新聞賞
『咲き誇る』
澤田 以久子 様(木津川市) ふれあい広場
ふれあい広場のモニュメントと桜の作品。こういうモニュメントは写真にするのが意外と難しいものだが、下から見上げて、桜がモニュメントを上から包み込む構図にしたことが成功。また、逆光にして桜の色を落としたことで無機質なモニュメントと調和している。
朝日新聞社賞
『陽光を浴びて』
入江 禎一 様(木津川市) 加茂町当尾
当尾の石仏の作品。石仏写真はよく見るが、この作品は奇をてらわずに、自然な視線で目に映った石仏をそのまま素直に撮影されたところが魅力。里山に溶け込んだ石仏の美しさ、穏やかさがとてもよく表現されている。桜をさりげなく入れたことで作品が更に華やいだ。
毎日新聞社賞
『夏の暮れ』
小川 淳平 様(木津川市) 常念寺
常念寺からの加茂の夕景。境内高台から広角レンズでダイナミックに切り取った景色は斬新。実際にこの景色を見てみたいと思わせる。夕暮れの藍色掛かった空を映したような色の石の手摺と茜色の夕焼けの対比も綺麗。
読売新聞社賞
『夏の静寂』
倉戸 啓子 様(木津川市) 浄瑠璃寺
夏の浄瑠璃寺の美しさを見事に表現された作品。前景に紫と白の桔梗の花、中景に緑が映り込んだ池、遠景に浄瑠璃寺本堂をバランスよく配置されたことで遠近感も色彩的にもとても落ち着きのある、見ていて気持ちの良い作品になっている。
産経新聞社賞
『雨に映える三重塔』
𠮷川 道男 様(城陽市) 岩船寺
雨の岩船寺。雨どいから流れ落ちる雨がとても効果的。水々しく咲いた紫陽花と相まって、岩船寺の梅雨の情景が見事に表現されている。本来なら鬱陶しいはずの雨だが、この景色を見られるなら梅雨時の岩船寺に出掛けてみようかなと思わせてくれる。
優秀賞
  • 『銀杏黄葉』

    上杉 由華里 様(城陽市) 海住山寺
  • 『春日和』

    前野 比登志 様(木津川市) ふれいあい広場付近
  • 『コロナ退散祈願』

    田村 宏 様(宇治田原町) 浄瑠璃寺の塔
  • 『船屋のひな祭り』

    表 弘明 様(城陽市) 加茂町船屋
  • 『桜の木の下で』

    田中 雅之 様(京都市) 藤原百川公墓
佳作
  • 『夕刻のディーゼルカー』

    朝日 政英 様(大阪市) 加茂町大野
  • 『国見堂の春』

    市川 礼二 様(奈良市) 山城町綺田粕谷
  • 『祈りの火』

    木村 陽一 様(木津川市) 涌出宮
  • 『春色』

    木村 善行 様(木津川市) 不動川砂防歴史公園
  • 『ゆうげに向かう』

    西田 喜久代 様(木津川市) 加茂町観音寺
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