第13回 木津川市フォトコンテスト

たくさんのご応募ありがとうございました。

応募総数205点の中から厳正な審査を行い、下記の作品が入賞されました。
また、下記の期間「木津川市フォトコンテスト入選作品展」を行います。

● R4年5月13日(金)~5月23日(月)
ガーデンモール木津川1F(しまむらさん前)※最終日のみ15:00まで

● R4年6月 3日(金)~6月13日(月)
イオンモール高の原4F(平安コート吹抜け)※最終日のみ15:00まで

● R4年6月16日(木)~6月23日(木)
アスピアやましろ(山城総合文化センター)
※初日のみ15:00から/20日(月)は休館日/最終日のみ15:00まで

● R4年6月23日(木)~6月30日(木)
あじさいホール(加茂文化センター)
※初日のみ16:00から/27日(月)は休館日/最終日のみ15:00まで

● R4年7月19日(火)~7月28日(木)
木津川市役所 1F 住民活動スペース前
※初日のみ11:00から/23日(土)24日(日)は閉庁/最終日のみ11:00まで

● R4年10月8日(土)~10月22日(土)
ふるさとミュージアムやましろ(山城郷土資料館)
※11日(火)17日(月)は休館/スペースの都合により上位のみの展示です。

● R4年10月22日(土)~
アル・プラザ木津1F サテライト観光案内所
※スペースの都合により、上位のみの展示です

全体の講評

中山 真幸 氏(特別審査員)

まず一番に感じたのは入選された作品はもちろん、残念ながら入選を逃した作品も含め、非常に質の高い作品が多かったということです。しっかりとした構図と適正な露出、そして、印刷もとても丁寧な作品が多く、見応えがあり、感心しながらの審査となりました。
また、コンテストのサブテーマに沿った今まで見たことのない場所での作品や、見慣れた場所でも独創的な撮り方をされた作品も多く、皆さんの行動力や発想力を感じさせてくれたとても良いコンテストでした。
そんな中でも少し気になったのは撮影場所が若干偏っていた、具体的には浄瑠璃寺の作品の割合が多かったように感じたことです。
もちろん浄瑠璃寺も色んな撮影の仕方ができる大変魅力的な撮影スポットですが、自分で新たな撮影スポットを見つけ出すのも写真撮影の醍醐味です。
ぜひ挑戦してみて頂ければと思います。

WINNING WORKS 入選作品

京都府知事賞
『来年は一緒に見れるね』
星山 陽 様(木津川市) 蟹満寺駐車場付近
とても美しく、メッセージ性もある素晴らしい作品です。
少しオーバー気味な露出で撮影したことで明るい未来を感じさせる作品になりました。また、あまり絞らずに開放気味に撮影したことで背景の余計なものをうまく隠せています。
女性の服を桜並木と同じ白色にしたこと、女性の位置を少し脇に寄せたこと、女性のスカートを風でひらめかせたことなど撮影者のセンスを随所に感じます。
木津川市長賞
『不思議な世界』
三浦 征志浪 様(城陽市) 恭仁宮跡付近
お子さんがオブジェの中で遊ぶ様子を上手に捉えているとても楽しい作品です。
お子さんのワクワク感が伝わってきます。
この作品が成功した要因は子どもの顔にライトが当たっていて、まるでオブジェの一部のように見えることと、子どもの服の色とオブジェの色が重ならないタイミングで撮影しているなど、色んなことに気を配られた絶妙なシャッタータイミングです。
木津川市観光協会賞
『モーニングシャワー』
金井 正顕 様(宇治市) 梶ヶ谷隧道
大仏鉄道の遺跡のトンネルで、早朝の一時だけトンネルに差し込む朝日を捉えたドラマチックな作品です。
何気ないトンネルを魅力的に表現する方法をよく知っておられ、またそれをしっかり作品にできる撮影技術を感じます。
残念だったのはゴーストが少し多過ぎた点です。光を入れ過ぎない、絞り過ぎない、フィルターは外すなどを注意して撮影してみてください。さらに上位を狙えると思います。
特別審査員賞
『頭上に輝くパステルカラー』
デイビス・ジョナサン 様(木津川市) 栄寿神社
まさにフォトコンテストのサブテーマに沿った素敵な作品です。
良い場所を見つけられました。撮り方にも工夫が感じられます。赤い鳥居に薄ピンクの桜が掛かる構図にしながら、かつ奥の方にある鳥居まで写るようにギリギリまでカメラ位置を低くして撮影されています。
この写真をきっかけに春の名所になるのではないでしょうか。
木津川市議会議長賞
『快晴』
松村 勝弘 様(城陽市) 恭仁宮跡
コスモスの花に浮かぶ水滴の中のコスモス畑。まるでCGのように美しい水滴写真です。
恭仁宮を水滴写真で表現しようとしたアイデアも、それを見事に作品に仕上げた技術も素晴らしいの一言です。
できれば、もう少し場所がよく分かるような撮り方ができればさらに上位を狙えたと思います。
木津川市教育長賞
『秋びより』
西田 喜久代 様(木津川市) 恭仁宮
ジャンプした瞬間を撮影するというのは難しいものですが、構図もピントもしっかり撮影された素晴らしい作品です。
イメージ通りの撮影が出来たのではないでしょうか。
女の子のポーズもかわいらしく、とても微笑ましく、心に残る作品です。
偶然でしょうか、女の子の青色と黄色の服の色が青空と柿の色とお揃いになっていて良いハーモニーを醸し出しています。
木津川市商工会長賞
『落椿参道飾る』
市川 礼二 様(奈良市) 涌出宮
落ちたばかりの綺麗な花を撮るという発想が素晴らしい作品です。
カメラをかなり低く構えて、先頭の花にしっかりピントを合わせて撮られたため、奥行き感がよく表現されています。
できれば、もう少し花に寄って、前の道路の部分を少なくしても良かったかなと思います。
京都府観光連盟賞
『阿弥陀様も薄化粧ですか』
𠮷川 道男 様(城陽市) 浄瑠璃寺
雪の浄瑠璃寺の美しい作品です。
今回の応募作品の中でも浄瑠璃寺の作品が多かったですが、その中でも近景の植木、中景の池、遠景の本堂の構図バランス、しっとり落ち着いた色合いと露出、浄瑠璃寺を撮るお手本のような素晴らしい作品です。
凍りきっていない池の僅かに残っている水面、そしてその周りに遠慮がちに出来た氷紋がとても良い効果を出しています
お茶の京都DMO賞
『残照』
杉本 嘉美 様(木津川市) 木津川橋より
オレンジ色に染まった空、鉄橋を走る電車、空の色が映り込んだ木津川、美しい風景です。
木津川の夕景の写真は多く見ますが、この作品の良さは木津川のオレンジ色のグラデーションです。
水色から黄色、薄いオレンジから濃いオレンジへと幾層にも色を変えながら流れていく木津川がとても綺麗です。
京都新聞賞
『通学路』
村上 政子 様(木津川市) 加茂町高田地区
下校時でしょうか。田舎の道を歩く色とりどりの服を着た子どもたちの姿がとても微笑ましい作品です。
前景の刈り取った稲の形、中景には一列に広がった子どもたちと、子どもたちと平行して走る電車、遠景の秋色に染まった山々。
素朴で牧歌的な風景がよく表現されています。
朝日新聞社賞
『水鏡』
中井 正寛 様(久御山町) 加茂町八坂神社前の池
普段の道路の横にある何気ない池に咲くアジサイを美しく表現した作品です。
背景を暗く落としたことで、色とりどりのアジサイを映す池の水鏡を引きたてることに成功しています。
鮮やかな新緑の部分はもうすこし少なくしても良かったかもしれません。
毎日新聞社賞
『初冬の星空』
倉戸 啓子 様(木津川市) 恭仁宮跡
恭仁宮での星の軌跡の作品です。
冬の寒い中、かなり長時間頑張って撮影された努力が報われて、星の軌跡が綺麗に撮影できています。
赤い柿の実がしっかり写っているところが良いアクセントになっています
読売新聞社賞
『秋日和』
福島 一芳 様(久御山町) 史跡山城国分寺跡周辺
コスモスに囲まれた道を家族で歩く秋の風景、心温まる作品です。
全体の構図がとても素晴らしい。手前に大きく入れたコスモス、かすかにS字にカーブした道を歩く家族、向こうからやってくる自転車の女の子。広がりのある、平和で穏やかな幸せを感じさせてくれます。
産経新聞社賞
『タイム・トラベラー』
村田 和彦 様(大津市) 木津川アート会場(恭仁宮跡)
アートオブジェを独特な発想で撮影され、「タイムトラベラー」の題名通りのイメージの作品に仕上がっています。
画面いっぱいの白いオブジェの一番奥に黒い服の女性を立たせたことで神秘的な雰囲気を感じさせてくれます。
人物を後ろ向きに撮影されたのも、今から別世界に旅立っていくようで、更にイメージを膨らませるのに成功しています。
優秀賞
  • 『暁の登り列車』

    田村 宏 様(宇治田原町) JR奈良線木津川鉄橋
  • 『豊作を祈る』

    中村 幸雄 様(奈良市) 涌出宮
  • 『国宝の番人』

    甲田 モトム 様(大東市) 浄瑠璃寺
  • 『竹林を散歩』

    平岡 智 様(木津川市) 加茂町観音寺
  • 『ポツンと一本木』

    森川 光男 様(宇治市) 恭仁宮
佳作
  • 『我が町の国宝、秋光の中』

    中村 宏之 様(木津川市) 海住山寺
  • 『紅葉見物』

    上杉 裕昭 様(名張市) 浄瑠璃寺
  • 『雪の岩船寺』

    岡本 隆雄 様(木津川市) 岩船寺
  • 『夕陽(せきよう)』

    田中 敬二 様(木津川市) 山城町上狛
  • 『夢を運ぶ』

    木村 陽一 様(木津川市) 山城町綺田(JR奈良線)
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