行基開基の伝承をもっており、行基像を安置しています。本尊は珍しい説法院を結んだ等身大の阿弥陀如来坐像です。頭部内面に永正5年 (1508) と記されており、これが造立年次と推定されています。
加茂町域においては、平安時代ごろの半等身大の地蔵菩薩立像が数多く残っています。その中でも最古と考えられているのが、西光寺の地蔵菩薩立像で、平安時代前半期のものと推定されています。やや短躯で頭部の大きな童子を思わせる独特のプロポーションが印象的です。このような独特の表現特色は、古密教尊像の霊威表現の一環をなすものと考えられています。そのほか境内には、三塔殿と呼ばれる五輪塔(室町時代)があります。
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