昔から石不動(いわふどう)としてお参りがあり、花崗岩を火焔光形にくり抜いた磨崖仏で、半肉彫状に不動明王像を彫り出しています。向かって右に「石大工末次」、左に建武元年 (1334)11月21日の銘があります。
前の大岩には、頂きで仙人や天女が碁を打っていたという「碁盤石」の伝説があります。仙人や天女が舞い降りるような霊験あらたかな聖地のような場に石不動があります。
本堂と大岩の間の道を山に登っていくと、面白い名前が付いた石仏に会えます。夜尿を治すと言われている「しょんべたれ地蔵」(鎌倉後半作)と、お腹がぷっくりと見えるところから「春日のおばはん」(室町作)と呼ばれているお地蔵さまです。
JR木津駅よりコミュニテイバス鹿背山行き(木-2)「鹿背山」下車徒歩約45分
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